『Clicker Heroes 2』これがクリッカーゲームの極地… 無限に続くインフレの道をスキル自動化で駆け抜けろ!『クリッカーヒーローズ2』

『Clicker Heroes 2』これがクリッカーゲームの極地… 無限に続くインフレの道をスキル自動化で駆け抜けろ!『クリッカーヒーローズ2』

一昨日、2018年7月17日にアーリーアクセスが開始されたクリッカーゲーム、『Clicker Heroes 2』(『クリッカーヒーローズ2』)をご紹介したいと思います。

本作は、大人気の無料クリッカーゲーム『Clicker Heroes』の続編に当たる作品で、クリッカーとRPG的な要素が合体したゲームとなっています。

クリッカー型のゲームに置いては、無料プレイ可能のゲーム内課金型、という形式が多く見られますが… 本作は、完全買い切り型であり、その価格は約3,000円。ちょっとお高いと感じる方も多いでしょうが、1日プレイしてみて、価格に見合うだけの魅力が秘められていると感じました。

とんでもなく巨大なスキルツリースキルの自動化設定による「放置の効率化」へのチャレンジなど… クリッカーゲームから更に一歩踏み出した、新たなゲームとしての可能性が見える作品です。

そんなわけで、この『Clicker Heroes 2』をご紹介していきたいと思います。

公式サイト:Clicker Heroes 2

そもそもクリッカーゲームって何?


クリッカーゲームとは、ものすごく簡単に言ってしまうと、ゲーム画面をひたすらクリック(タップ)しまくるゲームです。って言うと、何が面白いのかサッパリ伝わりませんよね。

このジャンルのゲームの特徴は、クリックして得たお金などのリソースを活用して、「1度のクリックの価値を高めていく」ことにあります。キャラクターを強化したり、装備や設備をアップグレードしたり… ひたすらにクリック連打とアップグレードを繰り返していくことで、1回のクリックの価値が初期の何倍、何十倍どころではなく、10の何乗倍というレベルにまで上がっていくのです。果てしないインフレ、それがクリッカー共の行き着く先であるわけです。

もう1つの特徴が、放置ゲームとしての側面です。多くのクリッカーゲームは、クリックしなくても時間経過で少しずつ進んでいきます。クリックすることで、その進行を早めるわけです。時間がある時に手動で進めて、外出中や寝ている間は自動でちょっとずつ進んでいく。そして、次に起動したときにはリソースがガッポリ溜まっているから、一気にアップグレードが可能。勢いよく先に進めるようになるわけです。この快感がたまらなくて、クリッカーから抜け出せないという人も多いはず…

ここまで読んでもなお面白さがわからないぞ、という方は、クリッカーゲームには無料プレイ可能な作品が多数ありますので、是非なにか1つ遊んでみると良いでしょう。ハマる人はドハマリするし、何が面白いのかわからない人には全くわからないまま、クリッカーというのはそんなジャンルです。

日本だと、最も有名な作品は『クッキークリッカー』でしょう。一時期ものすごいブームになりましたよね。(実を言うと私はクッキーはプレイしていないので、あまり語れないのですが…)

また、『Clicker Heroes 2』の前作である『Clicker Heroes』も無料プレイ可能です。

『Clicker Heroes』ブラウザ版(要フラッシュ)
Steam版↓

Clicker Heroes 2について

トレイラームービー

早期アクセスについて

『Clicker Heroes 2』は、アーリーアクセスが始まったばかりの作品です。執筆時のバージョンはベータ版0.04。このベータ版は、今後のアップデート版へのセーブデータの引き継ぎができないので、今すぐ購入される方はご注意ください。

アーリーアクセスの期間は約1~2年が予定されており、様々な要素を追加しつつ、コミュニティからのフィードバックによる改善も合わせて行っていくとのことです。

価格について:課金型はプレイヤーを不幸にしかねないから売り切り型へ

値段は現在、Steam版が3,090円、公式サイトでは$29.99となっています。これについては、アーリーアクセス終了後まで価格改定の予定はないとのこと。

前作『Clicker Heroes』や多くのクリッカーゲームが基本無料のアイテム課金制である中、何故本作が買い切り型となったのかという点について。AUTOMATONさんの記事内の翻訳がわかりやすかったので、引用してご紹介します。

同スタジオは売り切りに転換したことについて、“倫理的な問題”を理由としてあげている。『Clicker Heroes』は基本プレイ無料タイトルであり、ゲーム内課金が存在していた。ゲームにはもともと中毒性があり、『Clicker Heroes』では中毒性を用いたゲーム内課金を導入する意図はなかったものの、何千ドルを費やしたようなプレイヤーも存在していた。Playsaurusは、もしそれらのプレイヤーが中毒によりお金を使ってしまったのなら、本意ではないと説明。『Clicker Heroes』のゲーム内課金はスタジオを支えているだけに、廃止することはできないものの、続編ではない採用しないと明言。基本プレイ無料モデルにおけるプレイヤーを不幸にしかねないマネタイズモデルを好まないがゆえに、売り切りゲームとして発売することを決断した。

出典:「クリック」と「放置」で冒険者を育てる『Clicker Heroes 2』Steamにて早期アクセス販売開始。基本プレイ無料から転換し価格は3090円
公式の発表 ※英文)

日本のソシャゲ会社は彼らの爪の垢を煎じて飲んでほしい。

この情報、いつだったか別の何処かでも目にした気がするんですが… とにかく、前作を遊んでいたことと、この発表に感銘を受けて興味を持っていたのが、私が本作を購入することにしたきっかけでもあります。

前作との違い、基本システム

前作も今作も、RPG的なシステムで、モンスターをやっつけてドロップしたゴールドを使ってアップグレードしていくという基本は変わりません。

前作と大きく違う点として、前作では何人ものヒーローたちが強化の対象だったのに対して、今作では主人公たるキャラクターがいて、主人公の装備やレベルをアップグレードしていくスタイルとなっています。

主人公には剣、頭防具、鎧など8つの装備箇所があり、最初はそれぞれ木製の装備を購入したり、レベルアップさせて進んでいきます。8つの木製の武具を購入すると、石製の装備が解禁されて次のTierへ、といった具合に進んでいく形です。

それぞれの武器、防具には、1つ特殊効果が付属しています(購入時に4種類から選ぶことが可能)。この効果は装備をアップグレードしても受け継がれていくので、宝箱が出やすくなる、クリックのダメージアップなど様々な効果の中から、自分にあったものを選んで集めていきましょう。

もう1つの特徴が、レベルとスキル。お金でアップグレードする装備以外の成長要素として、主人公にはレベルが設定されています。レベルがアップすると基本の攻撃力が上がる以外に、スキルを1つ習得可能に。

このスキルの中に、有利に冒険を進めるためのものだけでなく、「自動化」をするための要素が詰まっているんです。この自動化が、本作の最大の特徴となると思われます。(詳しくは後ほど解説していきます)

プレイしてわかった本作の魅力

とんでもなくデッカイ、スキルツリー

多分、本作ですべてのプレイヤーが最初に受けるインパクトが、スキルツリーだと思います。いや、もはやこれはツリーなんて次元じゃないですね。まさに「星の数ほど」という比喩がふさわしい。(Steamの説明文によると、600以上らしいです)

ちなみに、1日プレイして、レベルは16までしか上がりませんでした。1レベルで1個しか取れないので、いったいコンプにはどれだけの時間が掛かるやら…

プレイ時間は1.52e394時間以上」というとんでもない謳い文句もあながち否定できないのでは、という気がしてしまいます。(e394とは、10の394という意味です)

これでまだアーリーアクセス、製品版では更に2人のキャラクターが

600個のスキルを持った主人公、これ1人コンプするだけでもどれほどの時間がかかるだろう、というところですが、製品版までには主人公を少なくとも後2人追加すると発表されています。

このそれぞれの主人公は、それぞれに違ったプレイスタイル、違ったスキルツリーとなるとも記載されています。

つまり、今の3倍は楽しめるってわけですね。ほんとに無限に遊べそう…

アクションアニメーションの爽快感


クリッカーゲームといえば、代わり映えの少ない画面とにらめっこする地味なゲームとなりがちですが… 本作のアクションは、なかなかカッコイイんですよ。クリック連打をすると連続攻撃を繰り出しますし、一度に複数の敵を倒せるときはズシャーッ!と地面に軌跡を残しながらのダッシュアタックを繰り出したりして。

しっかりと動きがあって、モンスターの種類なんかもそこそこ豊富だったりして。見ていて飽きない、ってほどじゃないんですけど、少なくとも初見時には十分に目を楽しませてくれるグラフィックとなっています。

スキルとクリックの自動化でさらなる効率化へ


お待たせしました、本作最大の特徴の1つであり、私が最も気になっているポイント、自動化についてです。

私、マイクラ工業とか『Factorio』とか、「自動化」って大好きなんですよ… 最近では『Opus Magnum』という錬金術自動化ゲームを先日のセールで買いまして、近い内に紹介したいなーと思っているのですが。

閑話休題。

先程も述べた通り、本作では主人公が600以上のスキルを覚えられるわけですが、そのスキルはいくつかの種類に分類できます。

まず、もっとも「スキルらしい」、発動することでなにか効果を得られるスキル。クリック攻撃で与えるダメージを増やすだとか、一定時間取得できるゴールドを増やすだとか。そして、「クリックしたのと同じ判定の攻撃を繰り出す」というスキルもあります。

2つ目に、いわゆるパッシブスキル。常時攻撃のダメージをアップするスピードをアップする、といったものです。

最後に3つ目が、「自動化」に関するコンポーネント(部品)。これは更に、以下の2種類に分類されます。

  • 発動するスキルや行動を指定するコンポーネント
  • スキルの発動条件を指定するコンポーネント

例えば、「次の6回のクリック時、攻撃のダメージを3倍にする」スキル「ビッグクリック」と、「クリック5回にあたる連続攻撃を繰り出す」スキル「マルチクリック」の2つのスキルコンポーネントに、「4秒おきに発動する」「10秒おきに発動する」の2つの発動条件コンポーネント。

これらを組み合わせて、「4秒おきにマルチクリック」「10秒おきにビッグクリック」と設定しておくと、放置していてもこれらのスキルを自動で使ってくれます

さらにこのコンポーネントには、スキルを時間毎に発動するような単純なものだけでなく、「安いアップグレードから購入する」「各エリアの開始時に発動する」「MPが一定値以下になったら発動する」といった様々なものがあり、これらを組み合わせてゲームプレイを自動化していくことで、放置時間がより有益なものとなっていくわけです。

ただし、これらを開放するために必要な経験値は膨大。私もまだ、最低限のスキル自動使用程度の自動化しか組めていないのですが… だからこそ先が楽しみで、ダレずにまだまだ遊び続けられそうだと感じています。

まとめ

クリッカーゲームにつきものの、放置している時間。クリックだけでなくアップグレードの取得すらオートメーションできてしまう、「スキルの自動化」によって放置に工夫の余地が生まれた本作は、クリッカーゲームから新たなステージへとその1歩を踏み出した作品です。

ちょっとお高い作品ではありますが、本作はその値段に見合った可能性を持った作品だと思います。クリッカーの魅力に取り憑かれてやまない方、見る度に数字が増えていく放置ゲーが好きだという方、そして私のように「自動化」というワードの魔の手に抗えない方。最初の1クリック、踏み出してみませんか?